なぜ水に種類があるのか
硬水と軟水の違いはカルシウムやミネラルの含有量で決まってきます。1ℓあたりにカルシウムやミネラルを120mg以上含有していると「硬水」、120mg未満であれば「軟水」という分類になります。
定義としてはこのようになりますが、ではなぜ水に種類があるのでしょうか?それは国土の地形の広さに違いがあるためであります。わかりやすく解説すると、そもそも水というのは雨が山に降り地面へ浸透し、やがて川へ流れ出てきたものを汲み取り浄水し、私達が飲んでいるというような流れになります。カルシウムやミネラルというのは地面へ浸透して流れ出てくるまでの間に水分の成分として含有されます。日本の国土は海外と比較して小さいため、雨が降り川へ流れ出てくるまでの時間が短いことから、日本産のミネラルウォーターはカルシウムやミネラルの含有量が少ない軟水が多く販売されております。またその反対としてフランス等、外国は国土が広いためカルシウムやミネラルを多く含む水、硬水が多く販売されております。
軟水のメリット・デメリット
軟水のメリットは無味無臭ということでクセがなく、コーヒーやお茶に適しております。
デメリットとしては、カルシウムやミネラルを含んでいないことから、それらを食事で補う必要があります。
硬水のメリット・デメリット
硬水のメリットは軟水に比べカルシウムやミネラルを含んでおり、食事でカルシウムやミネラルを摂取できなくても水で補うことが出来ます。さらにミネラルを多く含んでいることから便秘気味の人にとっては、便通がよくなりやすいという効能があります。
デメリットは独特な匂いと味を感じる人が多く、このクセが苦手で飲めないという人もいるようです。
結局どちらを飲めばいいのか
結局どちらを飲めばよいのかということですが、日本で暮らしている方であれば、軟水が一般的であるため軟水を飲むことをおすすめします。硬水はカルシウムやミネラルを含んでいるというメリットはあるものの、独特なクセがあるため、相性が合わない方であると水を飲むことが億劫になり、水分不足になるとかえって不健康になりかねません。とはいうのものの食事でカルシウムやミネラルを摂取することが困難という方は硬水でもよいかもしれません。
コンビニやスーパーで一般的に販売されている「南アルプスの天然水」「アルカリイオンの水」「Volvic」は軟水、「evian」「Contrex」は硬水ですので、ぜひ参考にしてみてください。
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