なぜ2種類の表記があるの?
「Computer」を日本語訳で表現すると「コンピューター」と「コンピュータ」という2種類の表記方法を見かけます。ニュースや新聞をよく閲覧している人は「コンピューター」、専門的な論文には「コンピュータ」と表記されることが多いです。
表記が2種類あるのには、言葉を定義している分野が異なるからです。
内閣告示『外来語の表記』というものがあります。それによると「長音は、原則として長音符号「ー」を用いて書く
ことになっており、英語の語末の -er、-or、-ar などに当たるものは、原則としてア列の長音とし長音符号「ー」を用いて書き表す
とされています。同時に、ただし、慣用に応じて「ー」を省くことができる
」との但し書きが付されてます。
つまり、どちらでもよいですよということです。
また、日本産業規格【JIS】(工学・技術系の工業規格)というものがあります。それには「3音節以上の語は語尾の長音記号を省く・2音節以内の語では省かない・複合語はそれぞれの単語による」と定められています。
他にもこのような言葉が
コンピューター以外にもエレベーター、マフラー、プリンター、マネージャーなどが「-」を省くことができる用語です。
ちなみにWindouws XPとセブンでは、アイコンの名称が異なります。
XP ・・・コンピュータ、プリンタ
セブン・・・コンピューター、プリンター
結局どっちが正解?
結局どちらが正しいということはなく、どの状況でどちらを使うのかがより適切かということになると思います。
例えば一般的には「コンピューター」と認識されておりますが、新聞等で「コンピュータ」と表現することは適切ではなく、工学系の専門誌で使うことは適切だということになります。
ただし、「コンピューター」は「COMPUTER」という単語の発音からはかけ離れているということで「コンピュータ」と表記されることもあるようです。
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