動画配信サービス「NETFLIX」の会員数が過去10年で初の減少 今後の見通しと株価の変動を予測

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NETFLIXの会員数が減少している

NETFLIXは2015年に日本にてストリーミングサービスを配信することを発表してから、幅広いジャンルとテレビさながらの動画内容により有料会員を伸ばしてきました。その勢いは凄まじく、2017年7月には有料会員は1億を超え、今や2億2000万人を超えております。

しかしその会員数が、2021年12月から2022年3月で会員数が20万人減し、ここ10年で初の減少となりました。
この減少した原因としては、
・ロシアの配信サービス停止
・他社との競争が激化
が大きく影響しています。

昨今のロシアによるウクライナ進行に伴う世界各国からの制裁として各種サービスの停止があり、動画配信サービスにおいても同様です。このロシアの影響によって約70万人減となっていることが全体の減少傾向に大きく関わっています。この影響はNETFLIXだけではなく、市場の規模自体が縮小しており、必然的な結果として表面化されたということです。ロシアの市場規模というのは、いつ制裁が解かれるという見通しはないものの、70万人減少しているものの全体としては20万人の減少ということで市場規模が縮小している一方、会員数を伸ばしているということがみえてきます。

さらに他社との競争が激しくなっていることが影響しているとしていることも影響していると考えられています。動画配信サービスは「HBO Max」「Disney+」「Paramount+」「Apple TV+」などが参入してきており、そのなかでも「Amazon prime」が2022年3月に大手映画会社「MGM」を1兆円規模で買収したと発表され、今後、本格的な映画配信がされるという見通しであることからもNETFLIXからの会員離れにつながったとみられます。

株価への影響は?

ロシアのウクライナ進行とAmazon primeのMGM買収ということが3,4月に立て続けにあった影響で株価は今年に入り700ドル台から200ドル台へ急激に降下しています。各国においてコロナ禍が徐々に落ち着いてきたことにより、家にいる時間よりも外出する時間が増えてきたということにより、投資家の熱が冷めてきたことも影響していると思われます。

今後の見通しは?

ネガティブな情報が多いものの、市場規模をいかに大きく拡大できるか、コロナ禍が落ち着いてきたことによる映像サービスの需要離れを食い止めるような魅力的なサービスを提供できるかどうかということにかかってくると思います。また、テレビを観ている人達をいかに映像サービスへ移行させることが出来るかということも大きく市場規模に影響されると思います。

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