TDKとはどのような企業?
TDKとは東証一部上場の企業であり、磁性部品をはじめとした電子部品メーカーです。パソコンやスマホ、電化製品や自動車などの電子部品に役立てられています。
売り上げについては年々売り上げを伸ばしており、2021年3月期の通期実績では1兆4,790億円にものぼっております。その中でも最も売り上げを伸ばしている事業として「エナジー応用製品事業」があります。この分野は前期比23.8%も急増しており、二次電池(バッテリー)を使用しているモバイル端末(スマホ、タブレット、ノートPC)やゲーム関連の需要が拡大したため、売り上げを伸ばしています。
株式指標についてですが、PERが年始からずっと下がり続けており、17%付近で落ち着いているので今が買い時かもしれません。また、他電子部品企業122銘柄を見てみるとコロナ禍で巣ごもり需要の影響により、電子部品業界全体の需要が高まっていることがわかります。PBRについても徐々に減少傾向が見られますので購入タイミングを逃さないように注視する必要があります。
今後の見通しは?
今後の見通しについては、電気自動車の部品として使用されているパワー半導体の需要が伸びてくると予想されます。市場調査会社によると、2020年のシリコンパワー半導体の売上は2兆7529億円であるが、2030年には2020年の38%増の3兆7981億円になると予想しております。
ここで注目すべき点としては、自動車大手のテスラやトヨタがどのような方向性で自動車業界を動かしていくのか敏感にチェックする必要があります。
また、2024年3月期を最終年度とする3年間で過去最大の7500億円を投じ、2兆円の売上高を目指しリチウムイオン電池を軸足とするようです。
投資するなら注意すること!
電子部品業界では、競争企業が強豪といわれるような大企業が多いため、注意が必要です。富士電機や三菱電機など、今後TDKが目指しているリチウムイオン電池などの方向性と他の企業の動向がどのようになっていくのか注視する必要があります。
ただし、今後(現在進行形)需要が伸びることがほぼほぼ確定していることなので、株を購入しデイトレードするか、今後も高配当株に期待するかの2択ということになります。
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