太る原因は何を摂取しているかが重要
カロリーを取りすぎるということは太るということが常識になっている人が多いのではないでしょうか?それもそのはず、外食やテイクアウトのメニューには「○○kcal」という表記が当たり前になっています。さらに今や1日の摂取となるカロリーまで目安としてあるため、その基準以内にしようという意識が働きます。その基準を守っていれば健康になって痩せることができるという誤った解釈に陥りやすく勘違いをしている方が多くいます。
人間が太るメカニズムとしては摂取した糖質(ブドウ糖)が余ってしまい、脂肪として貯蓄してしまうためです。逆に糖質を制限するとブドウ糖(グリコーゲン)や脂肪を燃焼し、エネルギーとして使われるのでカロリーが影響するのではなく、糖質が影響し肥満に影響を及ぼします。
さらに糖質というのは体が糖質不足になっていない状態であっても脳が糖質を取りたがっている、いわゆる「糖質中毒」になる可能性があります。このような状態になると脳は快楽を求めるようになってしまい、糖質に依存してしまい低血糖状態になりやすくなってしまいます。糖質を摂取すると血糖値が急上昇しますが、その反動で急激に下がってしまいます。そうなると血糖値を上げたくなりさらに糖質を求めるようになり、悪循環に陥りやすくなります。
今や生活習慣病の糖尿病は6人に1人の割合で発症しているかもしくは予備軍であります。
糖尿病自体では死を招くことはありませんが、多くの合併症を引き起こしやすくなります。その糖尿病にならないためにも糖質制限が最も重要だと言えます。
脂質をたくさん摂取しましょう
脂質というとどのような印象がありますでしょうか?脂質=脂肪、取りすぎない方がよいというイメージを持たれる方もいらっしゃるのではないかと思います。しかし、現代の医療ではその真逆であり、摂取量が少ないほど脳卒中の発生率が高く、死亡率も高くなる傾向があることがわかってきております。
また、脂質はコレステロール値を高めてしまうというイメージを持たれる方もいるかと思いますが、カロリー制限よりも糖質制限を実施した方が、悪玉コレステロールが下がり、善玉コレステロールが上がるという研究データがあるため、コレステロール値は改善されることは既にわかっていることであります。
具体的には何を摂取し、何を摂取しないようにするべきか
日本食は健康的で世界からも注目されているという言葉を聞いたことがあるという方がいるかと思います。確かに外国に比べるとヘルシーな食事かと思いますが、日本食で気を付けるべきポイントは米です。
茶碗一杯分に含まれている糖質は約55gもあり、日本全国の長寿者が多い村ではご飯の摂取量が少なく、短命者が多い村ではご飯の摂取量が多いという傾向があります。
つまり糖質を制限するにはご飯やパンなどの主食の量を減らし、肉や魚といったたんぱく質を増やしお腹を満たすことが重要です。
さらに食事はしっかりと時間をかけて取ることにより、嚙む回数を増やし満腹中枢を高めることにより食事の摂取量を減らすことが出来ます。
また、食事は朝・昼は活動するためにしっかりと摂取しなければなりませんが、夜糖質を摂取すると活動しない分、ブドウ糖が余り脂肪として体内に吸収されやすくなってしまいます。
体に蓄積したエネルギーを効率よく燃焼したい場合は、「オートファジー」という方法もありますのでぜひこちらも参考にしてみてください。
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