社会人になる前にアルバイトを経験しておくことの必要性

学校で学ばないこと

組織の一員として他の人と協調性を図ることの必要性について知ることができたこと

 義務教育では集団生活での協調性は養うことはできるかと思いますが、社会人になると会社という組織の一員として協調性というものを求めらることになります。
義務教育の協調性は、相手に不快な思いをさせないことや仲間外れにならないようにコミュニケーションを図るなどありますが、組織の協調性は少し異なります。組織というのはある目的のために集められた集団であるので、目的を完遂するために不足していることは何かを考え、誰もやらないことを自ら進んで処理することや時には厳しく毅然とした態度を取らざるを得ないこともあります。ただし、いつも厳しくしているだけでは周りから距離を取られ仕事が厳しくなったり、厳しさがないと目的を完遂できなかったりします。
重要なのはルールの本質をよく理解し、仕事に軽重をつけメリハリをつけることだと思います。

上下関係の大切さを知ることができたこと

 アルバイトとして働くようになり、先輩のことを敬うことが大切だと感じました。自分がアルバイトとして働くにあたり、当たり前のように先輩から仕事を教わり、フォローしてもらっていたことがあったのでその環境を当たり前と思うのではなく、してもらったことに対しては敬意を払うことが礼儀なのかなと感じました。
その経験はアルバイトのみにならず、友人関係や家族との関係においても今までしてもらっていたことに対して感謝の言葉を伝えてたことがあまりなく、「ありがとうございます」の一言で自分の印象が大きく変わってくるということがわかりました。
父の日や母の日、恋人や友人の誕生日には日ごろの感謝を伝えるということが大切だなと思います。

給料の対価として責任をもって働くことについて

 アルバイトとして働いた対価として給料をいただくという当たり前のことなのですが、アルバイトとして働くうえで覚えることを先輩から教えてもらいながらひとつひとつこなし、3K(臭い、汚い、きつい)というアルバイト経験前には体験したことのない辛い状況においても投げ出さずに働かないといけません。
それまでは難しいことや面倒なことがあれば逃げ出して放置しておけば親や誰かが気づいてやってくれていたのですが、給料の対価として働くことに関して逃げ出すということは給料を貰う価値がないということになります。
逃げたいと思うことがたくさんあったのですが、逃げ出さずに働くことによってもらった給料というのは今までに感じたことのない達成感を感じることができました

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