そもそもなぜ間違えやすいのか?
1959年7月11日付けで公表された『送りがなのつけ方』の記載内容では「行なう」といことで、「な」から送る形が基本となりました。しかし、1973年6月18日付けの『送り仮名の付け方』では「おこなう」の基本的な送り仮名は「行う」とし、許容範囲として「行なう」という送り仮名を使用することができるようになりました。
元々は「行なう」だったのだが、時代とともに「行う」へ変化したものの「行なう」を許容範囲ということで中途半端な位置づけとしてしまったことにより、どちらでも間違いではないというようになりました。
どちらを使えばいいの?
どちらでも間違いではないものの、なかには「行った」を「いった」か「おこなった」かわからないという方もいるようです。
とはいいつつも、現状では「行う」という表現が一般的となっておりますので、その表現を使うことが好ましいと思われます。前後の文章からどちらの読み方か判断が難しい場合があるかと思いますが、世間一般に合わせるべきかなと思います。
他にもこんな言葉がありますのでご注意を!
- 栄える(さかえる・はえる)
- 汚す(よごす・けがす)
- 脅かす(おどかす・おびやかす)
上記のような言葉も読み方が複数ありますのでその時々で読み方と意味合いが変わってきますので、行間を読み文章力が必要になってきます。
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